派閥解散をめぐる動きの中で、岸田総理と麻生副総裁との関係に亀裂が生じかねない事態に。岸田の乱による、政権運営への影響は?TBSの後藤政治部長が解説します。

岸田総理と会談した麻生副総裁語気強め「派閥は残す」

日比麻音子キャスター:
岸田総理と麻生副総裁による会談がありました。一体どんな会話があったのか、詳しくみていきます。

まずは、会談に至るまでの経緯について整理します。

<18日午後7時すぎ>
岸田総理が突然「岸田派の解散を検討している」と言及しました。いわゆる“岸田の乱”です。この解散表明に関しては、麻生副総裁に相談をしていなかったということです。

<18日夜>
関係者によると、麻生氏から岸田総理に「解散するって報道でみたけど、どうなってるんだ?」と電話があり、これに対して、岸田総理は「自分の派閥のことなどで、自分で決断しました」と説明したということです。

<19日午後>
党幹部No.2である麻生氏、No.3茂木氏それぞれと会談が行われました。

関係者によると、麻生氏は語気を強めて「派閥は残す」と岸田総理に伝えたということです。

一方、茂木氏も「事前の相談もなく決められて迷惑です」と答えたということなんです。

後藤さん、なぜ岸田総理は派閥解散というカードを切ったのでしょうか?