続いて、石川気象予報士の解説です。
石川博康 気象予報士
「山陰の週間予報を見ると、ポイントとしては雪の期間が長く、26日(金)ぐらいまで続くといったところですね。あと、気温も非常に低くなりますし、24日(水)頃が雪のピークになりそうです。
なぜ雪の量が増えるかというと、まずは風の向きです。
朝鮮半島の北に長白山脈があり、そこを回ってきた北寄りの風と、西寄り風がぶつかり雪雲を発達させるんですね。JPCZと呼ばれるものです。そのエリアがちょうど山陰にかかりそうなんですね。そうなると雪雲が発達して雪の量が増えそうだということになります。
この先の予想を見ていくと、雪のエリアが、明日から広がってくるんですね。島根県の西部でも雪のエリアですし、鳥取県でも雪が降ってきます。
先ほど言ったその雪雲の発達するエリアが、今は福井県ぐらいにかかってるんですけども、ひょっとしたらこれが予報が変わってですね、山陰の西部東部といったところにかかってくる可能性もありますので十分ご注意いただきたいなと思います。
雪は断続的に降り続くんですね。そして、明後日水曜日頃が雪のピークなんですけれども、この大雪のラインが、山陰地方にもかかってきそうですのでご注意いただきたいなというふうに思います。
その後、鳥取県を中心に雪雲が断続的に現れてくるといったところですので、こういうエリアが出てくると、雪の量が急激に増えてきますので、雪の降り方にはご注意いただきたいと思います。
予想降雪量は山沿いを中心に増えますが、平野部でも20センチから30センチといった予想になりますので十分ご注意ください」