30年以上、そして100歳を超えてもなお、民話の語り部を続ける女性が鳥取県鳥取市の中嶋須美子さんです。
中嶋さんを虜にする民話の魅力とは?

「あの~昼間岩の上に羽衣を脱いで置いといたんですが知られませんかいな~。羽衣がないと天には帰れんし、どうか戻いてもらえんでしょうかって一生懸命頼むだって。
若い者は、おらあそげなもん知らんわい、そう言って返さなんだそうな」

方言を使った優しい語り口、それでいてしっかりと通る声。

鳥取県立図書館で毎月第4土曜日に開かれている「鳥取県に伝わる昔話を聞く会」。

ここで民話を語るのは、鳥取市に住む中嶋須美子さんです。