馬が走る美しさを競う沖縄の伝統競馬「ンマハラシー」が沖縄こどもの国で行われました。

琉球伝統競馬「ンマハラシー」は在来家畜による文化を次の世代に継承していこうと沖縄こどもの国が2013年に70年振りに再現して以来、定期的に開催しているもので、ことしの大会には県内5つの団体から19頭が出場しました。

競技では駆け足が禁止されていて、右側の前足と後ろ足、左側の前足と後ろ足をそれぞれ同時に出す「側対歩」という独特の歩き方で足並みの美しさなどを競います。

観客
「人とリズムを合わせるのがそれぞれ個性があって。おもしろいと思った」

「日本の競馬だと速さを競うけど、こっちのは優雅さとか、良いんじゃないですか!とっても」

琉球王朝時代士族の楽しみとして始まったのが起源とされる「ンマハラシー」は、およそ300年の歴史があり、戦前まで庶民の娯楽として高い人気を誇っていました。

訪れた人は、馬と乗り手が一体となった優美な歩みを観覧しながら、琉球王朝時代に想いを馳せている様子でした。