2025年6月、刑事罰の「懲役刑」と「禁錮刑」が廃止され、新たな刑罰「拘禁刑」が導入された。拘禁刑は、刑務作業が義務ではなくなり、高齢の受刑者にはリハビリを、薬物依存者には回復に重きを置いた対応など、受刑者に必要な取り組みを選択して与えていく。受刑者一人ひとりの特性に応じた作業や指導が取り入れられ、懲らしめる意味合いが強かった刑罰から、立ち直りを重視する方向性へと変化がみられている。また「拘禁刑」の導入は、刑務所と外部との新たなつながりも生んでいる。
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南城市にある、沖縄刑務所。取材班は11月、特別な許可を得て、受刑者が刑務作業を行う工場を訪れた。内部では革製品やコースターなど、さまざまな製品作りが行われていた。
中でも目を引いたのが、沖縄の伝統的な染め物、「紅型(びんがた)」を用いたバッグ。受刑者がデザインから担当したものだ。














