馳知事は20日、大きな被害があった石川県の穴水町と能登町を視察し、現地で被害の状況などを確認しました。

20日午前、地震発生後初めて穴水町を訪れた馳知事は今も117人が身を寄せている駅前の避難所を訪れました。

馳浩 石川県知事
「できるだけこちらに居られるよう仮設住宅を準備している」
避難している高齢者
「この周りだとみんな同じ気持ちだから…ここら辺にいたいの、みんな」

午後からは津波の被害があった能登町白丸地区の公民館にも立ち寄り、命をつなぐため県や町に相談を寄せてほしい、と呼びかけました。

馳浩 石川県知事
「お見舞いに現地に参ることが遅れた、そのお詫びを申し上げた。“この町を離れて生きていけない”という切実な声がある。その声に応えなければいけないときょう改めて実感した」

また、複数の住宅が土砂崩れに巻き込まれた穴水町由比ケ丘の現場では、深く頭を下げて手を合わせ16人の犠牲者を悼んでいました。