地震の影響で今月いっぱい休館している、富山県総合福祉会館(サンシップとやま)は、エレベーター復旧のめどが立たず、難病患者や車いすの利用者が来館する際に支障となるおそれが出てきました。希望者には階下の相談スペースを確保するので、事前に連絡してほしいと話しています。


富山市安住町にある富山県総合福祉会館「サンシップとやま」は、ほぼ全面ガラス張りの斬新なデザインで、施設内には富山県社会福祉協議会や各種ボランティア団体など健康や福祉に関する40の団体が事務所を構えています。
今月1日の地震の影響で、施設のシンボルである三角屋根の一部ガラスが割れ、1階ホールの天井など施設内の広い範囲に飛散しました。

飛び散ったガラス片は、地下2階から地上7階までを行き来する2基のエレベーターの駆動部分に入り込んだほか、ガラス製の「かご」自体にもひびが入るなどして、エレベーターは現在も使用できない状態です。
