行方不明者の捜索活動が行われた土砂災害現場(輪島市)

倒壊した住宅の下に土砂や倒木が入り込み、それを一気に引き出そうとすると建物が倒壊したり、土砂が再び動き出したりする危険性もある過酷な現場。

第3次派遣隊 鳥取県隊 大谷祐司 隊長
「手作業中心で土砂を取り除いたり、掘ったり、少しずつ安定度を確認しながら進めていかないといけないので、すごく時間がかかってしまうという状況でした」

この現場では、不明者の発見には至らなかったということです。

一方、地元消防の疲弊もピークに達していました。

第3次派遣隊 鳥取県隊 大谷祐司 隊長
「地元消防の方もかなり疲弊してきてまして、本来地元消防のバックアップは大体県内消防で取れるんですけど、県内消防の皆さんすごく疲弊している状況。
我々のような元気な状態で応援に行った隊が、地元の消防の出動を支援しました」

鳥取県隊は捜索活動の傍ら、通常の救急活動の支援にも当たりました。