道路状況が悪く、すぐに救出活動に入れなかったり、悪天候で捜索活動を中断せざるを得ないこともあったりし、もどかしさや歯がゆさを感じたと言います。

第3次派遣隊 鳥取県隊 大谷祐司 隊長
「我々としてはいち早く要救助者を救出したいところではあるんですが、二次災害の危険性もあり、安全上進行できないという難しさがありました」

大規模火災が発生した 輪島市「朝市通り」で行われた行方不明者の捜索活動

鳥取県隊では、大規模火災が発生した輪島市の「朝市通り」や、大規模な土砂災害が発生した輪島市の倒壊家屋などで行方不明者の捜索に当たりました。

土砂災害現場での捜索は、特に困難を極めたと言います。

第3次派遣隊 鳥取県隊 大谷祐司 隊長
「捜索活動にあたった輪島市市ノ瀬町では、土砂災害が発生して住宅が土砂に巻き込まれ、そこに要救助者がいるという情報がありました。
しかし、どこに流されておられるかが予測でしかないんです。
住宅がおよそ200メートル流されていて、確率論でおそらくこの辺りに流されただろうというところで探っていかないといけないので、そういった意味でも時間かかるということになります」