能登半島地震の緊急消防援助隊として石川県に派遣されていた鳥取県西部消防局の隊員。地震による建物倒壊、火災、津波被害だけでなく、行方不明者捜索を阻んだのは「土砂崩れ」だったと言います。
隊員たちが目の当たりにした、被災地の壮絶な実態とは。
「総員17名活動終了しました」
19日、鳥取県米子市にある鳥取県西部消防局。
鳥取県からは、今月9日から緊急消防援助隊237人を石川県に順次派遣し、きのうまでに捜索活動や救急活動などを終えました。
そのうち、15日から19日まで派遣されていた西部消防局の隊員が、19日朝に戻り、現地で目の当たりにした被災地の厳しい状況について語りました。

第3次派遣隊 鳥取県隊 大谷祐司 隊長
「能登半島ということで非常に特異な地形となっておりまして、道路の寸断、がけ崩れ、陥没等あり、道路をなかなか進めないということ。道路が復旧しても今度は気象条件。降雪や豪雨などがあり、活動を中断したりしました」