桜守 武井基次さん
「春に旅行で三刀屋の国道沿いを通った時に、わっ、すごい桜だなと。それで気に入って移住しました。
桜守の募集があった時に、やってみたいな、自分の今までやってきた経験がいかせればいいなと思いました」

シルバー人材センターから、経験と知識を活かせると桜守の仕事を紹介された武井さん。
経験者だけに、早速石田さんと二人三脚でサクラの世話に当たっています。

桜守 武井基次さん
「枯れた木もありますしね、何か可哀想な気がしちゃって。こういう木もいかせるような方法がないのかなと思って、今ちょっと勉強してね。」

この桜並木は、第二次世界大戦中、町の人々が軍の伐採命令に背いてまで守り抜いたといいます。
今も市民に愛され、毎年県内外から多くの花見客を集め、雲南市の代名詞ともいえる存在です。
その維持のため、市は桜守を代々採用して日常的、持続的なサクラの世話を任せると共に、必要な技術の長期的継承を図っています。

桜守は木が休眠状態になっている今の時期に、枯れ枝や花見客の邪魔になる道にはみ出した枝などを取り除き、切り口に薬を塗って保護するなど春に向けた準備を進めています。
そして花が終われば、初夏から秋にかけて草刈りや害虫よけの薬剤散布などを行い、翌シーズンに備えます。

さらに、地元の小学生らにサクラを通じて命の大切さを伝える活動などもあります。

1年通して休みがない桜守の仕事。
加えて、担当しているサクラは市内各地に合計1万本あって、手間だけでなく、管理費用も年間1000万円以上かかるといいます。