減少傾向の消防団員…存在を知ってもらうため語り部活動をする柴田さん
しかし全国の消防団員は年々減少しています。高齢化と若者不足が原因で、1965年には130万人以上いた消防団員は今では78万人に。柴田さんが所属する消防団でも最年少が36歳の柴田さんとなり、団員数も最も多かった18人から今年は10人ほどにまで減ってしまう予定です。
(柴田大輔さん)「消防団そもそもがあまり知られていないから、消防団って何や?っていうのが基本多いと思うので。地域の人に声をかけて、消防団に入ってもらえますかって声かけをして、持続させないと」
多くの人に消防団の存在を知ってもらいたい。柴田さんは小中学校などでも語り部活動をしています。
(語り部活動をする柴田さん)「いま現状で僕は長田消防団の第8分団の分団長をやっております。日頃から訓練をしていて、なぜこういう訓練をするかというと、最近よく言われているのは南海トラフ地震ですね。僕が一番教えたいのは、皆さんに覚えていただきたいのは、人と人のつながりを持つ。一言で良いんですよ、おはようございますって。それだけでも全然構いません。そうしたら顔を覚えるでしょ。それが災害の時に役に立ちます」
人とのつながりが災害時にも活きてくる。若い世代に知ってもらいたい大切なことだと考えています。