「単なるガス抜き」にしないために抜本的な改革を

23ジャーナリスト 宮本晴代:
今日の会合で、党幹部は基本的に聞き役に徹しました。平の議員たちにあえて言いたいことを自由に言わせるという形をとりました。その中で派閥の解消、パーティーの禁止などの意見は出ましたが、今回の問題はそれが本質なんでしょうかというところですよね。

なぜ裏金問題が起きたのか、どうして政治に金がかかるのか、そういう議論の本質をちゃんとできてるのかということに注目したいです。

藤森祥平キャスター:
どうやって自分たちで刷新するべきかを記者に問われて、「ノーコメント」ってよく理解できないんですけど、どう刷新するんでしょうか?

東京大学准教授 斎藤幸平氏:
刷新される人たちが、説明もしないであの態度は完全に国民が舐められていて、またすぐ忘れるんじゃないかと思われているわけですよね。

これを単なるガス抜きにしないためには、政治資金のお金には入口と出口があって、入口に関してはパーティー券の販売を禁止する。出口に関して言えば、さらに政党から政治家・個人に渡される政策活動費の使い道の公開を義務化するなど、そういったことも含めて今回ザル法であることが判明した政治資金規正法などの抜本的な改革というのを、しっかりこの場で議論してほしいなと思います。

小川彩佳キャスター:
今後、国会でも議論があるかと思いますが、国民としても、うやむやにしないという強い姿勢で向き合っていく必要があるかと感じます。