180cm超の記者があっという間に…“津波注意報レベル”の危険性
取材班は中央大学にある実験施設で津波の危険性を体験した。まず、身長152cmのスタッフの足元に20~30cmの津波を再現した。
すると、スタッフは数秒で流されてしまった。
続いて、身長182cm・体重82kgの記者が体験した。水の勢いに左脚が後ろに流されそうになるが、わずか10秒のことだったので何とか体勢を立て直して持ちこたえることができた。
では、ひざ上までの高さとなる30~50cmではどうか?実験の結果、記者は全く踏ん張ることもできず流されてしまった。
(記者リポート)「気づいたら倒されていました。あっという間に鼻や口に水が入り溺れてしまう状態になりました」
これでも津波注意報レベルだ。
(中央大学理工学部 有川太郎教授)「海岸線に近いところにいる、もしくは海辺で遊んでいる、場合によっては川沿いで遊んでいる方々も20~30cmであっても危険なんだというようなことを理解していただければと思います」