
続いては、宮城県あるあるです。ジャージを「ジャス」と呼ぶそうです。
なぜなのか、全国1000地点の方言を調査している東北大学の小林隆名誉教授に伺いました。

元々、関東の大学のラグビー部員はジャージのことを「ジャッシー」と呼んでいたそうです。これが仙台のラグビー部に伝わり、さらに、ラグビー部以外の学生がジャージを「ジャッシー」と呼び始めて定着し始めました。

そしてその後、宮城という場所は東北弁で「シ」と「ス」の区別がないということで「シ」に近い「ス」で発音。最終的には「ジャス」になったのではないかということをおっしゃっていました。

ちなみに、仙台出身の若い皆さんは「ジャス」を知ってはいるそうなんですが「ジャス」とは言わない。それにはちょっと切ない理由がありまして、「『ジャス』は仙台以外で使わないと知り恥ずかしくなった」ということでした。