とろろ+アユに黒はんぺん、イセエビのだし…

<静岡県立農林環境専門職大学 前田節子教授>
前田教授は「山の方に行くと煮干しやシイタケのだし、川沿いの山間部だとアユだしもあるし、面白いところだと川根本町の千頭地区では黒はんぺんをだしに使っているところもあります。伊豆ではさらに地域性が強く出ていて、イセエビが獲れる下田地域ではイセエビだし、西伊豆のサンマが揚がる松崎だとサンマだしもあるので、その地域で手に入りやすいものを上手く使ってきたのが、地域の食文化となってきたと思います」と分析しています。

自分の住む地域では当たり前だと思っていても、少し川を挟んだ隣の地区に行くと、違う食文化が見られるということも、意外と多くあるのかもしれません。