浸水最大5m、原発にも3mの津波 漁港は“壊滅的”

京都大学防災研究所などが行った調査によると、津波による浸水の高さは、珠洲市で最大4.7m志賀町では、最大5.1mまで確認されたということです。

その志賀町にある志賀原発。北陸電力によると、地震発生から1時間半後に3mの津波を確認。原発の敷地は海抜11mの高さにあり、津波対策として高さ4mの防潮堤も設置されていることから津波による発電所への影響はないとしています。

ただ、漁港に行ってみると…甚大な被害に見舞われていました。

赤崎漁港元漁協組合長 木村豊男さん
「もう、ここはもう壊滅的やね。あそこにあるやつも全部、流されていたのを集めた」

――被害金額にするとどれくらい?
「さあ、それはちょっと想像もつかんね」

地震の犠牲者は206人に上り、このうち8人は震災後にけがや病気が悪化し死亡したとみられる災害関連死です。また、安否が分かっていない人は52人となっています。