MRO北陸放送・牛田和希アナウンサー
「こんにちは。大変な中すみません」


輪島市気勝平町のパン店「くまのおうち」の店主、古川まゆみさん。

1月10日、店内にはさまざまな種類のパンが並んでいました。古川さんは2人の姉とともに店を営んでいます。


しかし、1日の地震で厨房にあった冷蔵庫が倒れるなど被害を免れることができませんでした。水道も電気もないなかで古川さんたちは、震災翌日からストックしていた冷凍のパンを地域の人たちに無料で提供しました。


くまのおうち・古川まゆみさん
「オープンの時よりも行列。常連さんが多くてもう涙してハグして、命あっただけよかったねって。」


1月3日の夜からは電気が復旧したものの、断水は今も続いています。

それでも、地域で水の支援を受けるなどし、4日からパンを作ることができるようになりました。