プチ鹿島さん「私たちができる、具体的な“見える支援”の提示を」

小川キャスター:
こうした選択肢も広がってきていて、ほっとする面もありますけれども、一方で、皆さんが2次避難ができるというわけではないですよね。

先ほど私、被災された方にお話を伺ったんですけれども、やはり高齢の方であればあるほど、その地域のつながりの中で声を掛け合いながら、何とか今前を向いていらっしゃるというところがあるそうで。

喜入キャスター:
私も避難所に行ったときに、やはり集まることでちょっと気が安らぐというか、そういったところもあったようですね。

小川キャスター:
話し相手がいるだけで大きな支えになるというところもある中で、そうしたつながりから離れて、見知らぬ土地に行くということの方が不安だとおっしゃる方もいらっしゃいます。

プチ鹿島さん:
そこもストレスを生んでしまったりしますもんね。

石川県の馳知事が、たとえば仮設住宅や賃貸借り上げなど、さまざまな選択肢を示せるようにとコメントしているのですが、確かにこの通りだと思います。では具体的にどうするか、ということですよね。

たとえばですが、私たちの支援の方法として、具体的に「2次避難に投入します」みたいな、そういう見える支援みたいなものも何か提示してくれると、僕らもやりやすいのかなと。

「じゃあここに投入します」「じゃあここに使います」。みんなやはり応援したい気持ち、支援したい気持ちはあると思うので、いろいろプランを考えてほしいですよね。

小川キャスター:
どういった形で応援できるのかというのが明確になると、よりいいということですよね。

プチ鹿島さん:
いろんな、多様な選択肢とおっしゃっていますので、これを実現してほしいですよね。

小川キャスター:
今、避難をされている方も2万6000人にのぼるという中で、それぞれの方に最も寄り添った形の環境をどれだけ整えていけるのかというのも課題になってきますよね。

プチ鹿島さん:
迅速さ、スピードで求められて、システマチックにぱっぱっと割り振るのも今は求められていると思いますが、一方で1人1人の事情というのもあると思いますので。

喜入キャスター:
1人1人に合った支援というのが本当に求められると思いますし、そのためにも資金というのも大事になってきますね。