アメリカのトランプ大統領の支持率が低下し、来年の中間選挙に向けては、野党・民主党の支持率が与党・共和党を上回ったとする世論調査が発表されました。

アメリカのNBCテレビが2日発表した世論調査によりますと、トランプ大統領の支持率は43%、不支持率は55%で、支持率は前回・3月の調査から4ポイント低下しました。

また、来年2026年11月の中間選挙で野党・民主党の勝利を望むとの回答は50%だったのに対し、与党・共和党は42%でした。前回・3月の調査では民主党のリードは1ポイントで、差が広がりました。

個別の課題では「経済」「中流階級への配慮」「インフレ」への対応で「トランプ政権の対応は期待を下回っている」との回答が6割を超えていて、経済問題を中心にトランプ政権に対する有権者の不満が高まっていることが伺えます。

ただ、野党・民主党に対して「肯定的な見方をしている」との回答も28%と、過去最低の27%を記録した前回・3月の調査とほぼ同じ水準にとどまっていて、民主党が不満の受け皿になれるかも不透明な状況が続いています。