能登半島地震発生から9日目。1月3日から現地に入った記者が見たのは、過酷な条件で続く救助活動と避難した人たちに対する「支援の課題」でした。

能登半島地震が起きて3日目。CBCテレビ取材班は、輪島市の市街地を目指していました。

(当麻葵記者)
「石川県輪島市です。道路が波打つように割れていて、通行ができない状況となっています」

最大震度6強を観測した輪島市。

道路が激しく壊れ、通行止めが相次ぐ中、なんとか通れる道を安全を確認しながら進みました。

やっとの思いで辿り着いた市街地は、火災の被害を免れた建物もほとんどが地震の揺れでダメージを受けていました。

根元から折れるように倒れたビルでは…

(当麻記者)
「下から突き上げるような大きな揺れがありました。救出活動をしていた消防隊員が一斉に建物から出てきました」

冷たい雨と、繰り返す地震。
過酷な条件の中、数本の鉄の棒でビルを支えながら救出活動が続きました。

消防隊員も命がけです。

揺れのすさまじさは、土砂崩れの被害にも。