日本維新の会は、林佑美衆議院議員が、所属する和歌山県総支部の組織運営に問題があるとして提出していた離党届について、28日付で受理したと発表しました。

 日本維新の会所属で比例近畿ブロック選出の林佑美衆議院議員(44)は9月下旬、「所属する和歌山県総支部の意思決定の場に呼ばれず、改善を求めてきたが受け入れられなかった」などとして離党届を提出していました。

 維新の会は、この離党届を受理せず慰留するとともに、県総支部などへのヒアリングを進めていましたが、28日付で離党届を受理したということです。

 29日の記者会見で、藤田共同代表は「県総支部側の意見も傾聴に値するものであり、国会議員は地元と上手くいかなくても、そこを乗り越える力量をつけることが大事。離党するのであれば比例復活ですから、議席を戻していただくのは当然」とし、林議員に対し議員辞職を今後求める考えを示しました。

 一方、林議員は取材に対し、「和歌山総支部の組織運営への問題を党本部に伝えていたが、解決に至るような回答はなかった。議員辞職を求める声はもっともだと思うが、支援してくれている人もいるので検討中」としています。