6日の午後11時20分ごろ、石川県の志賀町で震度6弱の揺れを観測した地震で、周囲の地震計に比べて震度が大きかったことについて、気象庁は、地震計に異常がないか調べることにしています。

6日の午後11時20分ごろ、能登半島沖を震源とするマグニチュード4.3の地震があり、志賀町で震度6弱を観測しました。一方、震度6弱を観測したのは志賀町香能の1か所のみで、周囲では震度4以上の震度を観測した地点はありませんでした。

志賀町役場では「2~3秒ほどグラグラと揺れたが大きな揺れではなかった」ということで、新たな被害もないということです。

また、志賀町にある北陸電力志賀原子力発電所でも、震度2を観測し、この地震による異常は確認されていません。

気象庁地震津波監視課の鎌谷紀子課長は、地震計に異常がないか現地に職員を派遣して確認すると述べました。

一方で、地震の波形としては正常に見えるとして、「揺れていた時間が短いが、揺れの大きさ、加速度が大きかった」と、実際に震度6弱の揺れを観測したという認識を示しました。

また、震度6弱の情報を発表したのが地震発生から16分後だったことについて、気象庁は、周囲と比べて震度が大きかったため、確認に時間がかかったとしています。