木原防衛大臣は、能登半島地震の自衛隊災害派遣について、きょうは人員を400人増強し、5400人態勢で捜索救助活動などを行うと発表しました。

木原防衛大臣
「生活支援の質および量の向上なども踏まえ、さらに部隊を増強させていく考えです」

自衛隊はきょう、▼人員5400人、▼捜索犬12頭、▼航空機およそ30機、▼艦艇9隻を投入して捜索救助活動や生活支援活動にあたります。また、木原防衛大臣は自衛隊の災害派遣をめぐり「逐次投入している」、「初動が遅い」といった指摘が出ていることに触れ、▼被災地が半島という地理的特性や、▼中でも北部の被害が大きいこと、▼道路が寸断されインフラ網が途絶えていることなどを挙げました。その上で「初期の段階では空中機動力を重視した航空機を活用した被害状況の把握に努めていた」と説明しました。さらに「活動可能な地域においては捜索、救助、被災者支援を全力で実施した」と強調しました。