きょう、経済3団体による新年会が開かれ、企業のトップが一堂に会しました。果たして、今年2024年の日本経済はどうなるのでしょうか?

2024年 賃上げどうなる?企業トップ&約4000社は?

加藤シルビアキャスター:
経済3団体の新年会において、賃上げに関する発言がありました。

サントリーHD 新浪剛史社長
「“賃金は上がるもの”というノルム(社会通念)を作り上げていく元年にしたい」

野村HD 奥田健太郎社長
「入社3年目までで平均16%の賃上げをやろうと考えています」

大和証券グループ本社 中田誠司社長
「7%以上で検討中。できるところからやっていくという姿勢が必要」

という話がありました。
2024年の景気の行方を左右するポイントを見ていきます。

まず一つ目は、賃上げについてです。
東京商工リサーチが行った4581社に向けたアンケート結果によりますと、賃上げ自体を実施する予定の企業は8割を超えています。(期間:2023年12月1日~11日)

実施予定 ▼82.9%
賃上げできそうにない ▼17.1%

しかし、その内訳を見ると、2023年と比べて同じくらいになりそうだと答えている方が全体の半数ほどだということです。

超えそう ▼11.6%
同程度になりそう ▼51.6%
下回りそう ▼19.7%

そして、気になる賃上げの時期は…

みずほリサーチテクノロジーズの河田皓史主席エコノミストによりますと、2月~3月に春闘があり、その後、3月下旬に大手企業の賃上げ状況が出揃うのではないか。そして、4月以降に中小企業の賃上げが行われるのではないかと予想していました。

そして、春闘の賃上げ率は3.8%と予測。この数字というのは、2年連続の高水準だということです。