大きな災害の後には、災害に便乗した犯罪が確認されていることから、「窃盗」や「詐欺」「性被害」などについて、警察庁が注意を呼びかけています。
業者を名乗る不審な人物が、ブルーシートを高額な値段で…
日比麻音子キャスター:
2016年の熊本地震の際には、避難所生活の隙に、誰もいなくなった家を狙った空き巣が多発しました。
現金、貴金属、タブレット端末、テレビ、エアコンなどの窃盗被害が相次ぎ、検挙された数は、43件だったということです。

すでに詐欺が起こっています。
4日、富山・高岡市で、業者を名乗る不審な人物が、「国から依頼された」と、家屋の被害調査を申し入れてきて、ブルーシートを高額な値段で売りつけようとしたということです。
この業者の車は、富山県外のナンバーだったということで、もちろん、国から依頼を受けたという事実はありませんでした。

警察は、本人確認書を必ず確認すること、また、怪しければきっぱりと断ってほしいと呼びかけています。
周りの人と声を掛け合って、こんな人がいたんだけど、といったことを共有すると、防犯につながるかもしれません。
さらに、さまざまな情報が行き交う中、SNSなどに、誤った情報が多く見られます。
その情報が本当なのかどうか、情報源を確かめたり、周りの人と確認し合ったりすることが必要になってきます。