1月1日に石川県能登地方で発生した地震で、宮下宗一郎青森県知事は4日、のべ30人の県の職員を石川県に派遣することを明らかにしました。

4日が仕事始めとなった県庁では、宮下知事が幹部職員に年始のあいさつをしました。

宮下宗一郎青森県知事
「災害や事故で非常に暗い1年のスタートになりましたが、私たちはいつも明るく、前向きに県民目線で力を合わせてがんばっていきたいと思いますので、皆さん力を合わせてがんばっていきましょう」

このあと行われた会見で宮下知事は、1月1日に発生した地震で甚大な被害が出ている石川県に県の職員を派遣することを明らかにしました。

宮下宗一郎青森県知事
「厚生労働省からの求めに応じて1月7日、今週の日曜日から2月29日木曜日までの間、保健師2名、事務員1名を1週間交代で延べ10チーム派遣する予定となっております」

石川県では、4日午後2時の時点で81人が亡くなっているほか、80人の安否がわからないままです。また、約3万4000人が避難を強いられています。

派遣する職員はのべ30人で、避難所での健康支援や在宅する要支援者の健康管理の業務などにあたるということです。

こうした状況を踏まえて宮下知事は、このほかにも国や被災地からの要請に応じて、職員の派遣をさらに検討するとしています。