元日の能登半島地震で被災した石川県の酒蔵を支援しようと、長崎市の醸造所が募金活動を始めました。

今月1日の能登半島地震では、石川県内で4日午後4時までに81人の死者が出ていて、行方不明者の救助活動が続く一方、水や食料などが不足した状態となっています。

長崎市のどぶろく醸造所では石川県輪島市の酒蔵の酒を取り扱っており、今回の地震で酒蔵が倒壊したことから復興を支援しようと募金活動を始めました。

でじま芳扇堂 日向勇人店主:
「お酒を通じて交流を深めておりました。酒蔵は すごく大切な場所のはずなので、他人事には思えないような気持ちになりました」

店では被災した酒蔵の純米酒など5種類を飲むことができ、その代金の一部も義援金に充てられることになっています。

日向勇人さん:
「距離的には違う場所にあっても出来ることは実はある。“こんな素晴らしいお酒が能登にあるのか”、“やっぱこれ残したいよね”と思ってもらえるように、ポジティブな気持ちで応援してもらえたら」

集まった義援金は今月19日から酒蔵に届ける予定だということで、銀行振込も受け付けているということです。