1日午後10時現在、新潟県内にも津波警報は継続発表されています。
命を守る行動をお願いします。
1日午後4時10分ごろに発生した石川県能登地方を震源とする地震で、新潟県内では長岡市で最大震度6弱を観測。新潟市中央区・南区・西区・西蒲区、三条市、柏崎市、見附市、上越市などの広い範囲で震度5強を観測しました。
気象庁は午後4時12分に、新潟県の上・中・下越・佐渡に『津波警報』を発表しています。これまでに柏崎市鯨波で最大40cm、佐渡市鷲崎と新潟市中央区で30cmの津波を観測しています。
原子力発電所の有る新潟県柏崎市と刈羽村でも震度5強を観測しました。
東京電力や県によりますと、いまのところ柏崎刈羽原発についてはモニタリングポストの値などに異常はないということです。ただ、複数の号機で燃料プールの水が溢れていて、6号機では600リットルが溢れているのが分かったということです。
東電では放射線量の値を測定しており、燃料プールの冷却には異常はないということです。
BSN新潟放送のまとめでは、これまでに新潟県内で少なくとも10人がけがをしています。
また、新潟市西区では地震の影響による液状化とみられる現象が起きています。
JR東日本によりますと、全線で運転を見合わせていた上越新幹線と北陸新幹線は、午後5時半に北陸新幹線の東京~長野駅間で運転を再開し、上越新幹線は午後9時半過ぎには東京~越後湯沢間の上下線で運転を再開しました。
また、新潟支社管内の在来線すべての区間で運転を見合わせています。
高速道路は、関越道・北陸道・磐越道・日東道のそれぞれ一部区間で地震の影響による通行止めが続いています。
NEXCO東日本新潟支社によりますと、高速道路上の複数個所でひび割れや段差などの被害を確認しているということで、通行止め解除までにはまだ時間を要するとみられています。