来年1月1日に開催される駅伝の実業団ナンバーワン決定戦、ニューイヤー駅伝(第68回全日本実業団対抗駅伝)は群馬県庁前を発着点に7区間、100キロで行われ、41チームで争われる。

30日、前々日会見が行われ、Hondaの小山直城(27)、トヨタ自動車の田澤廉(23)、富士通・塩尻和也(27)、三菱重工・山下一貴(26)、九電工・赤﨑暁(25)の5人が登壇し元日決戦への意気込みを語った。

MGC(10月)を制してパリ五輪マラソン代表内定を決め、6区を走る小山は「MGCを走って、一回休んで臨むので調子はいい。ニューイヤーはチームにとって大切な試合、3連覇したい」と力強く語った。

日本選手権10000m(10日)で日本新記録(27分09秒80)を叩き出した塩尻は「日本選手権を終えてからチームに合流しているので調子は悪くない。東日本では連覇できたがニューイヤーでは勝てていない。このニューイヤーで勝ちたい」と意気込み、当日は3区を走る。

駒澤大時代で大学駅伝3冠の立役者で、ルーキーの田澤は「個人的には日本選手権で腰痛めていい状態ではない。勝負できるまではもってこれたのでしっかりと自分の力を発揮したい。チーム状況としては優勝を狙えるチームだと僕は思っているので、チーム一丸となって優勝目指してがんばりたい」と話し、塩尻と同じく3区にエントリーされた。 

MGC2位で小山に続いてパリ五輪代表の座を手にした赤﨑は「MGCが終わってからも怪我無く、練習も積めてきたので問題なくいい状態であるのかなと思っています」と調整は順調のようだ。世界陸上(8月)のマラソン代表の山下は「世界陸上全体としては悔しい結果となったが、上を目指すいいきっかけとなった。(今回は)練習も積めてきているので前回、前々回より良いと思います」と語り、大舞台を経験した山下は昨年と同様5区を走る。