「大谷は純粋に野球をしていればいい」
アメリカでは多くのスター選手がテレビのCMに出演したり、時には映画に出演したりする。そうして知名度をあげることで競技の人気にも良い影響を与えている。グレゴリー記者は大谷のプロモーション活動の必要性をどう見ているのか。
グレゴリー記者
「大谷がもっと自分を売り込みたいのならそれはそれで良いことだと思う」
こう前置きをして続ける。
グレゴリー記者
「でも大谷は純粋に野球をしたいと考えています。知名度をあげるための活動を無理にする必要はありません。大谷は野球をするだけで毎晩、ニュースのハイライトに載ります。野球をするだけで子どもたちや全米のファンに夢を与えることができます。だから大谷はMLB人気復活のキーパーソンなんです。」

そして、大谷選手がアメリカでインパクトを与えている最大の理由は、やはり“二刀流”にこだわり続けていることだとグレゴリー記者は話す。
グレゴリー記者
「大谷はトップレベルのピッチングとバッティングを披露し続けています。そんなことをできるのは大谷しかいません。アメリカのどこの球場に行っても、大谷のユニフォームを着た子どもたちを見かけます。そして大谷の真似をして二刀流に挑戦しているのです。大谷は日本人だけど、アメリカのファンは大谷がMLBでプレーしていることを誇りに思っています。」
大谷選手の活躍こそが、MLB人気の“鍵”を握っていると力説してくれたグレゴリー記者。しかし、一つだけ心配していることがあるという。
「もし大谷がケガに悩まされたら大きな痛手になってしまいますね。そうならないことを神に祈っています」
ドジャースという超名門チームに移籍した大谷選手は、2024年のMLB人気を牽引することも期待されている。