30年前にも選挙制度改革の議論あったが…

井上キャスター:
クリーンな政治家が「一緒くたにされて困る」って声を上げないのもまた不思議なんですよね。
後藤部長:
そこは取材をしていて違和感があります。
30年前にも同じような選挙制度改革の議論があったんですけど、あのときは若い議員たちがかなり声を上げていました。
あの当時と違うのは、選挙制度が小選挙区と中選挙区ということでなかなか物を言いづらくなっているのかなというのはあるんですが、若い人たちがエネルギーを放出していかないとなかなか変わっていかないんじゃないかという印象を持ちます。
ホランキャスター:
曖昧なままの方が自分たちにも利益になるからそのままの方がいいという考えはないんですか?
後藤部長:
派閥を運営していく立場からすると、おそらく今の状態を続けた方がいいという議論はあるんですけれども、これだけ世論の不信感を招いていますから、自分たちにも返り血が振ってくるような改革をしていかないとなかなか納得されないんじゃないかと思います。
井上キャスター:
通常国会召集まであと1か月というところですか。
後藤部長:
日程としては1月22日、もしくは26日という2つの案を軸に検討が進められていますが、いずれにしても捜査の進展を見た上でおそらく年明けになってみないと日程は確定しないんじゃないかと見ています。

加藤シルビアキャスター:
若狭弁護士は「東京地検特捜部は正月休み返上で捜査を行うのではないか」と指摘。そして、通常国会までに各議員の役割や処分などの青写真を作っていきたいとしています。
