シリーズ「裏金問題の行方」。自民党の国会議員の事務所に2日連続で強制捜査が入る異例の事態となっています。

2日連続強制捜査の「異常事態」

加藤シルビアキャスター:
27日に安倍派の池田佳隆議員、28日には安倍派の大野泰正議員のところに強制捜査が入りました。東京地検特捜部としては、受け取り金額が他の議員と比べて突出しているため実態解明が必要だと判断し、強制捜査を行ったとみられています。

金額については池田議員が4000万円超、大野議員が5000万円超、キックバックの疑惑が持たれています。

この他にも安倍派にはキックバック疑惑の金額が大きい議員がいます。
谷川弥一衆院議員は4000万円超、松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長、世耕弘成前参院幹事長もそれぞれ1000万円を超える疑惑が持たれており、今後、強制捜査が入っていくのかどうかがポイントになってきます。

元東京地検特捜部の若狭勝弁護士に聞いたところ「仕事納めの28日が家宅捜索のデッドラインだったが、事務総長経験者などへの任意の事情聴取は年末年始に行われる可能性もある」と話しています。