オンラインで販売したクリスマス用のケーキの一部が崩れて届いた問題で、高島屋は会見を開き、謝罪しました。そのうえで、「原因の特定は不可能だ」と結論づけました。

高島屋が会見「期待を裏切ってしまった」

高島屋 横山和久専務
「記念日に全員で食べる、楽しく召し上がっていただく、そういう場を作ることができなかった。その期待を裏切ってしまったことに大変申し訳なく思っております」

深く頭を下げ、謝罪した高島屋。客のもとに届いたのは、無残にも崩れたクリスマスケーキでした。

これは、高島屋のオンラインで売れた商品。その数、2879個。しかし、ふたを開けてみると807個が崩れた状態で届けられました。

高島屋 横山和久専務
「お客様のところに破損した商品が届いている以上、どこかで"何らかの原因"があったと考えております」

クリスマスケーキはなぜ、崩れたのか。

高島屋 横山和久専務
「誠に遺憾ながら、原因の特定をすることは"不可能"という判断に」「最終的にピンポイントで原因を特定するだけの明確な根拠を見出すことが"不可能"と判断した」

高島屋が会見で繰り返したのは「原因の特定は不可能」という言葉。当日の気温、積まれている場所や流れなど「すべて同じ環境を再現することは困難だ」として原因の調査を打ち切りました

一方で、商品の管理体制に問題があったとして"すべての責任は販売した高島屋にある"と強調しました。

街の人は…
「ちゃんと原因は追究してもらわないとこっちは安心できない」
「高島屋さんって老舗のデパートを信用して買っていくのに開けたらあらっなんてことじゃ困る。残念ですよね、信用してますから」

たかが、クリスマスケーキ。されど、1年に1度の大事な記念日。高島屋は「管理体制を強化し、再発防止につなげていく」としています。