監修シェフ「冷凍時間や冷凍庫には問題ない」

ホラン千秋キャスター:
高島屋の冷凍クリスマスケーキを監修した「レ・サンス」のオーナーシェフ、渡辺健善さんにお話を伺います。

まず、「原因の特定は不可能」という会見での結論がありました。これをお聞きになって、今どのようなお気持ちでしょうか?

「レ・サンス」オーナーシェフ 渡辺健善さん:
あれだけの事故なので、必ず原因があるというのはわかっていますし、それが今の時点でわからないというのが大変残念に思っています。

井上貴博キャスター:
完全に原因を特定するのは難しいといわれていますが、この段階で結論づけるのは早すぎるのではないか。

会見で明らかになったこととして、監修が「レ・サンス」。

製造委託したのが「ウィンズ・アーク」。温度管理は適切だった、サンプル検査を行ったときにもまったく問題はなかったということです。

では、配送はどうだったのか。委託したのは「ヤマト運輸」です。温度管理は適切で、車両の故障などもありませんでした

原因については「特定は不可能。全責任は高島屋にある」と、現時点で結論づけました。これ以上の調査は…ということなのですが、これが少し早すぎるのではないかというところがあるわけです。

今年2023年は、ある部分が大幅に短縮されていました。それが、冷凍にかけた時間です。

2022年は約2週間かけて冷凍を行っていましたが、2023年はいちごの入荷が遅れたため、大幅に短縮して20~25時間を冷凍に費やしました。でもその状態は、サンプル検査を行ったところ、問題がなかったということです。

渡辺さん、そのあたりも含めて教えていただけますか?

「レ・サンス」オーナーシェフ 渡辺健善さん:
通常、生から2~3時間ぐらいしか凍らせないというのは問題になりますが、20時間凍らせれば問題ないと思います。

井上キャスター:
この時間凍らせれば、普通に考えれば問題ないと。

ホランキャスター:
ちなみに、私たちがイメージしているような家庭用の冷凍庫とは違って、業務用の冷凍庫というのは、その性能やパワーも違ってくるものなのでしょうか?

「レ・サンス」オーナーシェフ 渡辺健善さん:
はい。全然違いますので、まったく問題ないと思います。