本来は揺らしても叩いても崩れないのになぜ?

「レ・サンス」オーナーシェフ 渡辺健善さん:
こちらが皆さんに届けられている冷凍ケーキです。(冷凍ケーキを箱の中に入れて実演しながら)お客様にはこのような形で届けられて、箱を開けて、揺らしても、箱の上側を叩いても大丈夫なように、毎年ちゃんとやっています。

なおかつ、実はケーキの下は、このようにハガネで止まっています。
ホランキャスター:
固定されている?

「レ・サンス」オーナーシェフ 渡辺健善さん:
はい。やはり届いた状態だと、このようにケーキをスプーンで叩いても崩れるようなことはないです。
ホランキャスター:
本来この形で配送されるべきだったという、理想的な冷凍ケーキの形ということですよね。
「レ・サンス」オーナーシェフ 渡辺健善さん:
そうです。だから皆さんが心配するように「冷凍ケーキ、ダメじゃないか」といわれるかもしれませんが、今までこういう事故もないし、僕も安心しきっていたものですから、今回すごいショックを受けています。
しかもあの数ですから、受け取った方には本当に申し訳ないと思っています。
ホランキャスター:
冷凍ケーキは私もいただいたことがありますけれども、基本的に、箱を開けて崩れた状態になっているというようなことはないですものね。
井上キャスター:
可能性の限りですが、これまで同様のこういった事故が起きていなかったと考えると、今回特有の、やはり何かしらの原因があるのではないかと感じます。渡辺さんは、どんなことがあると想像されますか?
「レ・サンス」オーナーシェフ 渡辺健善さん:
僕も同じように、今回はどこかで原因があると思っていたので、憶測でいろいろ言ってしまうといけないんですけれども、絶対にどこかで何かが起きていないと、こういう事故はありません。そこは僕も本当に知りたかったので、今の時点でわからないというのは、はっきり言って本当に悔しい思いです。
井上キャスター:
出荷するまでに、委託先と連絡はするんですか?「今年はこういう形でやろうと思います。たとえば冷凍時間もこれだけ短くしました。渡辺さんどうでしょう」とか。
「レ・サンス」オーナーシェフ 渡辺健善さん:
そういう細かい話はなくて、これは5年間やっていることで、今までなかったので、もう安心しきっていました。やはりうちも調べたいというのがありますので、必ず、抜き打ちではないですが毎年買っています。
ホランキャスター:
局所的なものであれば、郵送の段階で何かあったのかなど、可能性としては考えられると思います。しかし全国的にこういった問題が確認されていますので、その点も気になりますよね。

「レ・サンス」オーナーシェフ 渡辺健善さん:
僕も同じように、それはなぜなのかずっと考えています。疑問になることをこれからまとめて、いろいろ僕なりに、工場などにも確認を取りたいと思っています。
井上キャスター:
冷凍ケーキ自体は技術的にしっかりと作られているものですし、この騒動が必要以上に広がらないことを祈っております。