“秘書・会計責任者が勝手にやったこと”にどう対応する?
ホランキャスター:
今回はどうなるかと捜査の行方を私たちは見守らなくてはならないと思うんですけれども、例えばこれまでも、政治家の方が何かあったときに、「いや、秘書がやっていたことです」「会計責任者が勝手にやっていたことです」というような、ある意味、逃げ道を使われるケースも多かったと思います。
今回もそのような余地というのはあるんですか。

特捜部元検事 坂根義範 弁護士:
余地があるかないかで言えば、あると思います。さすがに裏金の額が何千万、億単位になっていて、しかも裏金を使って利益を得るのは、各議員たちです。なかなか「秘書が勝手にやった」「(秘書が)裏金を使っていい思いをしました」という構図は、おそらくあり得ません。
十分に追及できる余地はあると思います。
ホランキャスター:
坂根さんも弁護士でいらっしゃいますよね。議員の皆さんというのはお金に詳しい、それから法律に詳しいバックグラウンドを持っている方もいる中で、皆さんこれが、「裏金だよな」ということを全く知らなかったという可能性は、あり得るものなんでしょうか。
特捜部元検事 坂根義範 弁護士:
「何でこんな潤沢な資金があるんだ」と普通は疑問に思うので、まずあり得ないでしょうね。