値上げで“年賀状じまい”にも拍車か

続いて、また年賀状離れが加速するのではないかというのが郵便料金の値上げです。2024年の秋にも値上げするという方針なんですね。はがきが63円から85円になり、手紙(25g以下)は84円から110円になります。日本郵政としては30年ぶりの値上げの方針なんです。

年賀状などの印刷を行う「アーツ」担当者に聞きました。はがき1枚が20円以上の値上げとなると、「“年賀状じまい”の流れに拍車がかかるかと思う。年賀状を送ろうというお客様に向けて、もっと付加価値を感じられるサービスなどを考えていきたい」と話していました。

ただ、年賀状を一旦止めたけれども、そういうお客さんにも帰ってきてほしいということで、年賀状の文面を考えているサービスの方、「“年賀状じまい”やめました」の例文を載せていました。

「旧年中は大変お世話になりありがとうございました。年賀状のやり取りはもうやめるとお伝えしておりましたが、年に一度の貴重なコミュニケーションですやめるには少し早いかなと考えるようになりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします」。どうでしょうか。