ルール変更後、スマートフォンの割引に関してはどうなっていくのか。
割引は端末価格に応じた3段階に設定されています。
端末が4万円以下の場合は割引2万円まで。4万円超~8万円までのものは端末価格の半額まで。端末8万円を超えるものだと、原則割引4万円まで。価格帯に応じて割引額も設定されてくるということでした。
石川さんは、「これまでのような大幅な値引きはなくなるが、最新スマホなどの高額端末は割引の恩恵を多く受けられる可能性もある」ということも指摘されています。

ただ、やはりルールが変更されることによって、高価な新品に手を出しにくくなるので、中古市場が拡大していくのではないかと。今後は中国など海外の安いスマートフォンが多く流通するのではないか、ということでスマートフォンの勢力図も変わってくる可能性があるということも指摘されています。
井上キャスター:
値段表記でも実質いくらになりますとか、ポイントとか全部いろいろなものを含めてとか、総額がとにかくわかりづらい。シンプルにしていただきたいんだけどなっていうのを感じるんです。
スポーツ心理学者 田中ウルヴェ京さん:
例えば高齢の母の世代、80代の世代だと、何となくお得かもって言って、よく読んでみると全然違うよってなって、解約しに行ったりとかすることが今までにもあって。
やっぱり、その人によってどんな性能のものが欲しいかって全然違うから、そこはちゃんと読まなきゃいけないっていうのは、どんなものでもそうですよね。
ホラン千秋キャスター:
決められていないところで値引きを実施していこうっていうことが可能になってくるわけじゃないですか。
端末を純粋に値引きするのは、「残り1円になるのは駄目ですよ」っていうふうになったとしても、キャッシュバックで返しますとか、なんかいろいろ各社考えてはくるんだろうなって思いますよね。
熊崎キャスター:
まさにそうです。そして今、スマートフォン買い替えたいと思ってる人、駆け込むべきなのかどうなのか。1円スマホはこの後、本当になくなってくるのかどうかというのを最後に見てみます。
石川さん曰く、「1円スマホが生き残る可能性高い」と話していました。やはり、販売店も抜け穴を探すので法改正をしてもイタチごっこですということです。

例えば、端末価格8万1円、わかりやすく設定しますが、その場合セット価格割引が新しい上限4万円になりますので、4万1円になります。しかし、端末を一定期間後に返却する、すると下取り価格として4万円が戻ってくる。これトータル結局、実質1円なんじゃないかと。
これもあくまで一例で、他にもいろんなパターンがこの後、出てくるのではないかと言われています。やっぱり、わかりにくいのは続くのかなっていう感じがしますよね。
ホランキャスター:
都度都度、必要なときに判断していくのが、案外お得なのかもしれないですね。