事件をきっかけに少年法は改正された
加害者の男子生徒には、当時の上限であった懲役5年以上10年以下の不定期刑が言い渡されました。
しかし裁判長は判決公判で、「少年法の適切な改正を望む」と異例の発言。その後、不定期刑の上限は15年に引き上げられました。
痛ましい事件で最愛の息子を亡くした両親の話に、学生たちは真剣な表情で聞き入っていました。
(講演を聞いた学生)
「犯罪のイメージがものすごく遠かったが、実際は自分の近くで起こっていて、もっと考えなくてはならないと思った」
「心に刺さるような話ばかりで、犯罪を防ぐために自分にも出来ることがあるのではないか、と考えることができた」

(光貴さんの父 大久保巌さん)
「大勢の方に聞いてもらって、気持ちは伝わったかなと思う。教員を目指す学生たちには、将来につなげて子どもたちにつなげるという期待をしている」

「黙とう」

少年犯罪の被害者や加害者を、これ以上出さないために。将来、教員などを目指す学生たちが自分事として考える機会となったようです。
