故・細田氏 キックバック認識か 政治資金規正法の改正は
総額5億円にのぼるとみられる安倍派の裏金疑惑。
安倍派と言いますが、正式な名称は「清和政策研究会」です。
福田赳夫元総理が1979年に創設し、その後、森派、細田派などと呼ばれてきました。
安倍派となったのは2021年のことです。
細田博之 前衆院議長(2021年)
「安倍新会長の下で頑張ってください」
安倍晋三 元総理(2021年)
「清和政策研究会は常にお互いに協力し合い、助け合いながら自由民主党を支えてきた」

40年以上の歴史をもつ清和会。
関係者は、取材に対しこう証言しています。
安倍派関係者
「細田博之氏が派閥の会長だったころ、キックバックの具体的な金額を議員に伝えていたことがあった」
元会長である細田博之前衆院議長からキックバックの金額について具体的な指示を受けたといいます。派閥の会長がキックバックを認識していた可能性があります。
18日、都内で講演を行った茂木幹事長。
今回の裏金疑惑に言及しました。
自民党 茂木敏充幹事長
「政治資金規正法の改正等、法改正も含めて透明性がしっかりと確保できるような措置を早急に検討していかなければいけない」

茂木幹事長の発言を受けて岸田総理は…
岸田総理
「そういった選択肢も決して否定するものではありません」
