自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐるキックバック・裏金疑惑を受けて、安倍派の4人の閣僚らが辞表を提出。岸田総理は新しい閣僚を任命しました。そんな中、安倍派の宮沢博行議員は、収支報告書への不記載は「派閥からの指示」だったと語り、裏金疑惑の発覚後に「かん口令」が敷かれたことも暴露しました。この状況について政治ジャーナリストの武田一顕氏は、自身の取材による情報として「安倍派5人衆が党役職と閣僚を独占して、彼は当選4回ですけれども当選6回以下の議員に不満が溜まっている。その不満を代弁して爆弾発言したという側面があるそうだ」と背景を明かしました。

(武田氏)新しい人は出戻り人事です。林芳正氏(岸田派)は元外務や防衛大臣を、斎藤健氏(無派閥)も元閣僚で、松本剛明氏(麻生派)は総務大臣をやっていました。坂本哲志氏(森山派)も元閣僚だから、ある程度安定したものを作って、安倍派は一斉に外したということです。

――最大派閥の安倍派を一掃して、政権運営に問題はないんですか。