長崎県教育委員会は、15日、旅行先の福岡市内で覚せい剤を使用、学校内で所持していたとして県立高校の副主幹事務長(48)を12月15日付で免職の懲戒処分としました。教職員の薬物使用による処分は県内初だということです。

処分を受けたのは、長崎県立高校に勤務する48歳の男性副主幹事務長です。

県教職員課によりますと、この副主幹事務長は、11月4日頃、旅行先の福岡市内で覚せい剤を使用。また勤務先の学校内に覚せい剤を所持していたとして、覚せい剤取締法で逮捕、起訴されています。

県教委は「児童、生徒および保護者の信頼を裏切り、教職員の信用を失墜させ、地方公務員法第33条に違反する」として、この副主幹事務長を免職の懲戒処分としました。

またこの職員を管理・監督する立場にあった県立高校校長(55)を文書訓告としました。

長崎県内で教職員が薬物使用で処分されるのは初めてだということです。