長崎県美術館では、皇室ゆかりの美術工芸品などを展示する企画展が14日から始まります。

海外交流史上、重要作として知られる「蒙古襲来絵詞」。
鎌倉時代、元寇で肥後の武士・竹崎季長の戦闘とその後の様子を描いた国宝です。

この企画展は、ながさきピース文化祭にあわせて開かれるもので、皇居三の丸尚蔵館のおよそ6200件におよぶ収蔵品の中から、長崎にゆかりのある名品を中心に36点が展示されています。

こちらは坂本龍馬が姉の乙女に宛てた近況を伝える書状で、29歳の時のものと考えられています。

長崎県美術館 松久保修平学芸員:
「今回の展覧会では書状もあるし、油彩画も日本画も工芸作品もあるというような本当に様々なジャンル、様々な技法の作品が揃っていますのでそのあたりも是非お楽しみいただけたらと思います」

「皇室の名品と長崎ー皇居三の丸尚蔵館収蔵品展」は、14日から10月19日まで、長崎県美術館で開かれます。