利益率「98.6%」も 西村氏政治資金パーティー「ある意味脱法行為」
藤森祥平キャスター:
今度は架空パーティー疑惑が出てきました。

2021年11月に東京都内で行われた西村氏が開催した政治資金パーティー。収支について収入は1560万円、パーティーの開催費用など、支出にかかったお金は22万1529円です。
内訳は
▼会場費 6万1200円
▼土産代 16万329円
利益率は98.6%。ほぼ100%。
小川彩佳キャスター:
報道によりますと、パーティーの参加者にパーティー券を購入した人はいなかったということです。ただ、西村氏は「実際に講師を招いて開催したパーティーはあった」としています。

小説家 真山仁さん:
正直呆れるんですけど、もうこれはパーティーどころか、いわば大臣の権限を利用して無理やり自分の職員に「ノー」と言わせないで、人を集めたあげく、あえて言いますが、私腹を肥やす錬金術をやったようなもので、大臣の責任を感じるということを一言もおっしゃらないっていうのが、大丈夫か?って思いますけどね。
小川キャスター:
こういう形というのは「アリ」なんですか?
TBSスペシャルコメンテーター 星浩氏:
政治資金パーティーというのは、そもそも政治家がスピーチをしたり、議論したりして政治家に寄付をして、政治について語り合いましょう、ということを趣旨で始まったんですよね。
ところが実際、例えば派閥のパーティーは1万枚券を売って集まるのは2000人とか、料理もあっという間になくなっちゃうようなパーティーで、事実上、政治献金なんですね。政治献金は5万円を超えると公開しなくてはいけないとか、赤字企業は献金しちゃいけないとか、相当縛りがあるんですけどパーティーの方が緩いんですよね。この、緩いところを使って金集めをして、ある意味では脱法行為だと思いますね。