寺の前に、仏教の教訓を書いたメッセージを貼り出した掲示板が建っていますよね。江戸時代頃から続く風習だそうですが、島根県松江市にある寺が、このほど全国の寺の掲示板コンクールで入賞しました。
ユーモアに時事風刺が効いた名物掲示板。住職はどのような思いを込めて書いているのでしょうか。
入江直樹 記者
「こちら、『パー券でパァ~』。思わず笑っちゃいますね」

皮肉がピリリと効いたメッセージ。
貼り出しているのは松江市栄町の古刹、円成寺です。
江戸時代初めに松江城を築いた戦国大名、堀尾氏の菩提寺で、2代城主の忠晴夫妻の木像に挟まれて安置されているのは、松江の名付け親とされる春龍和尚。境内には忠晴の五輪塔もあり、400年以上の歴史を誇ります。
円成寺 若槻大浩 住職
「何かまた私の知らない所で一人歩きしてるみたいで…」