パレスチナ・オリーブ代表 皆川万葉さん:
「それまで頭でっかちだったというか、本を読んだりはしていたけれど政治とか歴史のイメージしかなくて。“人々の暮らし”というのを全く想像できていなかった。行ってみて初めて“日常生活があるんだ”と。学校に行ったり毎日の買い物をしたり、洗濯したり料理作ったり、当たり前の暮らしに初めて気づいてもっと知りたいなと思うようになりました」

皆川さんは現地を訪れたことで、国際政治そのものよりもそこでの暮らしに関心を持ち、大学院で研究者を目指し中東の地域の研究を始めます。
ガザと同じくパレスチナ自治区であるヨルダン川西岸地区の大学への短期留学も経験。その留学を前後して、ある生産者団体の存在を知ります。