激動の時代にガザへ
新潟県出身の皆川さん。中高生の時にアジア各地での民主化運動、東欧の体制転換、湾岸戦争…と激動の時代だったこともあり、世界の出来事に関心を寄せていきました。その後大学進学で仙台へ。

国際政治などを学ぶ中、大学在学中の1995年、NGOが主催するスタディツアーで初めてパレスチナ自治区ガザを訪れます。地中海に面し、東西に10km、南北に40kmほどの小さな地域に200万人以上の人口が密集しているガザ地区。実際に行くまでは現地の情景もなかなかイメージできずにいましたが、目の前に広がる地中海に圧倒されました。
パレスチナ・オリーブ代表 皆川万葉さん:
「(ガザ地区が)地中海の東側にあるんだという当たり前のことにもあまり行くまではピンと来ていなくて。スタディツアーで暗いときにガザについて仮眠をとって窓を開けたときに『青い海!地中海!』という感じでした。地中海に夕日が沈むのもすごく綺麗でした」
この時、あることに気づいたといいます。