ノルマは「やるしかない」「みんなヒーヒー言っていた。不足分は自腹」

ーー国会議員の皆さんは政治の仕事をしっかりやってほしいんだけども、実はその陰で、こういったことをやらなければいけない状況になっている。豊田さんの場合は『若手のノルマは50枚から100枚』『ノルマはやるしかない』ということですが、これはどういうことですか?
(豊田真由子さん)「もうノルマって義務なので、派閥の所属メンバーである以上、やらない選択肢がない。重鎮の先生とかはノルマも大きいけどその分いろんな方が買ってくださるが、若手なんて世襲とか有力企業とかの一部とかじゃない限り、つてもないわけですよ。だからみんな『ヒーヒー』言ってましたし、足りない分は自腹で穴埋めするという。元議員とか議員とか何人も話を聞きましたけど、すごく格差があるのが1つの象徴です」
(武田さん)「もう1つは、なぜ一生懸命ノルマをやるかというと、ノルマ以上に売れば、キックバックがある。政治は人事とお金ですから、お金がそうやって戻ってくるのならノルマ以上に一生懸命売ろうっていう人が出てくる。あと、これから何回も議員・当選回数を重ねていくと、政務官とか副大臣とか大臣になる。そういうときに、派閥から推薦するわけですよね。総理大臣に『この人を大事にしてくれ』と言うときに、2人同じような人がいたとして、派閥の親分としてみれば、パーティー券を多く売った人の方が言いやすいわけですよ。そういう意味では人事に関わってくるから、みんな一生懸命になる」














