予算は下がるけど、食品構成も取れて栄養価も補える形で
一方、限られた給食費で、現場はどう対応しているのか。
(清武小学校 井上由理奈 栄養教諭)
「大根と白菜が入っているので、旬の食材としては味噌汁の中に入っているものかなと思います」

清武小学校のこの日の献立は、むぎごはん、ごま味噌汁、いわしの生姜煮、清武町内でとれたきゅうりだ。

(児童)
「タレが絡んでいて、すごく美味しいです」
「ご飯とイワシがマッチしていて、ごはんが進んでとても美味しいです」
「清武の食材とかを使っていて、地産地消が取り組めていていいなと思います」



宮崎市の小学校では、1食あたりの給食費は258円。
井上栄養教諭によると、このうち牛乳やごはんを除いたおかずに使えるのは、150円から160円程度だという。
(清武小学校 井上由理奈 栄養教諭)
「例えば、ウインナーとかハムとかの加工品だと少し高くなるので、そういったものをとり肉や豚肉に変えて、予算が少しでも下がるように、下がるけど、食品構成もきちんと取れて、栄養価も補えるような形で、献立の方は工夫して立てています」

栄養バランスを保ちつつ、食材を変更したり、地域の直売所と連携して安く食材を仕入れたりと、工夫を凝らしてコストを削減している。

(清武小学校 井上由理奈 栄養教諭)
「子供たちの成長にとってもやっぱり一番大切な給食の存在なのかなっていうところと、やっぱり一番の楽しみってあるかなっていうのを思うので、食材などを考えながら、楽しめる給食を出していきたいなと思っています」

